Crosstalk2021年度新人賞 受賞者対談

Legaseedの社内アワードにおいて、内定者・入社1年目の中で選ばれた人に贈られる「新人賞」。2021年新卒からは、慣例を打ち破って湯田恭佳さんと白井晴大さんがW受賞となりました。ともに内定者時代から重要な仕事を任され、成長の機会をつかんできた2人のストーリーとは? 未来の後輩たちへのアドバイスも聞かせてもらいました。

2021年 新卒入社 コンサルティング事業部 白井 晴大

2021年 新卒入社
コンサルティング事業部

白井 晴大Haruto Shirai

立教大学出身。就活時代は10の業界を志望。代表近藤の「やりたいことが全部できる未来。そこに向かう船がLegaseed」という言葉で入社を決意。内定時代に新規営業や採用コンサルティングに挑み、入社16日で400万円のご契約をお預かりする。「今ではなく未来の会社の姿で道を決める」という信念のもと、地方企業や、不人気業界の企業などさまざまなお客様の採用を成功に導く。

2021年 新卒入社 コンサルティング事業部 湯田 恭佳

2021年 新卒入社
コンサルティング事業部

湯田 恭佳Kyoka Yuda

学習院大学出身。「自ら発信することで人に気づきを届け、笑顔の輪を広げていきたい」という志を持ちLegaseedに入社。内定者時代からお客様先に常駐し、コンサルタントとして業務を行う。現在はコンサルティング事業部にて、中小~大手企業まで幅広く採用の支援。「信頼されるコンサルタント」になるために日々奮闘中。

経験がなくても強みがなくても、
できることはある

——2人は、どんな行動や姿勢が新人賞獲得につながったと自己分析していますか?

白井

入社直後から取り組んできた仕事にドラマがあったと感じています。私が初めて担当させていただいたお客様とのエピソードです。そのお客様とは、ご契約前まであと一歩、という段階での商談を行っているところでした。先輩が商談をリードしてくれていたのですが、これまでに新卒採用をしたことがない企業様ということもあって、なかなか覚悟を決め切れないご様子でした。私は「この企業の未来のためには絶対に新卒採用を始めるべきだ」と強く思いつつ、知識も経験もない立場では何も言えず…。しかし、終わり際に「5分だけお話しさせてください」と考える前に発言していました。うまく言葉にならず、思いがあふれて泣きながらだったのですが、自分がなぜLegaseedに入社したのか、どんな未来を実現したいと思っているのかを率直に話し、「私と同じように御社の未来像に共感してくれる学生がいるはずです!」と何とか絞り出して。最終的にお客様は新卒採用に挑むことを決断してくださりました。

湯田

私の場合は、内定者時代から2年目の途中までお客様企業に週4日で常駐し、たくさんの経験をさせていただきました。それまでLegaseedにはコンサルタントがお客様先に常駐した例はありませんでしたが、代表の近藤から「大切なお客さまなのでぜひやってほしい」と言われて挑戦することにしたんです。振り返れば当時の私は、内定こそいただいたものの、「自分にはどんな強みがあるんだろう?」とモヤモヤしていたんですよね。だからチャンスをつかめるように、どんなに些細なことでも自分から仕事を取りにいくようにしていたんです。社内のゴミを捨てたり周囲の環境を整えたり…誰も気づいていないことに目を向け、率先して動きました。その結果、内定期間であっても大きな仕事を任せてもらうことになり、それが私の成長起点になったと思います。

経験がなくても強みがなくても、できることはある

はたらく舞台は地球。
自社の同期だけと
戦っている意識はなかった

——新人賞というと華々しいイメージですが、実際は2人とも泥臭い努力を重ねていたのですね。受賞したときの率直な気持ちは?

湯田

新人賞を選ぶ際の投票では自分に票を入れることもできますが、実は私は「該当なし」を選びました。白井さんをはじめとした同期も私自身も、目の前のことを必死にやりきってきたと思います。でも、後輩にはここを目標にしてほしくないと思って……。ある程度の成果は出せていても、圧倒的な結果を残しているわけではないし、世の中には1年目でもっと大きな仕事を成し遂げている人もいるはず。それに、私も白井さんもきっと、新人賞そのものを目指していたわけではなかったと思うんです。

白井

同感です。僕自身、1年目の同期と戦っているつもりはありませんでした。なぜかというと、Legaseedの選考を受けていたときに近藤から「はたらく舞台は地球だ」と聞いていたから。インターン中は自分の中でめちゃくちゃ頑張ったつもりだったのに、褒められることはほとんどなくて(笑)。地球全体で見れば、僕はほとんどなにも価値を提供できていない新人でしかない。新人賞の受賞スピーチでも、「地球上のビジネスパーソンと比べれば自分はまだまだです」と話しました。

はたらく舞台は地球。自社の同期だけと戦っている意識はなかった

「なりたい自分」が明確でなければ、
何者にもなれない

——未来の後輩に向けて「Legaseed1年目の教科書」を渡すとしたら、どんなことを伝えたいですか?

白井

「会社が何かを与えてくれるわけじゃない」と伝えたいです。インターンシップには成長の機会を求めて参加する学生さんも多いと思いますが、本質はそうじゃない。黙って待っているだけで会社が機会を与えてくれるわけではありません。それは入社後も同じ。Legaseedの環境や先輩、ときには社長も含めて、どう使い倒すかを考えてほしいと思っています。また、キャリアイメージを描く際には「ロールモデルを持つことが大切」だと言われますが、Legaseedの場合は「ロールモデルなんていない」と思ったほうがいいです。僕たちは先輩のようになりたくてはたらいているわけではなく、お客様の採用成功や理想の組織作りを、そして最終的には「はたらくを、しあわせに」のビジョン実現を目指しているわけですから。

湯田

そうですね。私も「すごいなぁ」と思う先輩はいますが、ロールモデルにはしていません。会社からも「あの先輩を目指しなさい」と伝えられることもないです。Legaseedは一人ひとりの志を重視しているし、本気で挑めばなりたい自分になれる会社だと思います。裏を返せば、なりたい自分の像が明確でなければ何者にもなれないということ。だから私は、もし入社1年目の教科書を作るとしても完全な白紙のままで渡します。会社としての最低限の決まりごとはありますが、1年目にどう成長したいか、何を実現したいかは自分次第。誰かの基準に従うのではなく、自分でどうなりたいかを徹底的に考え、決めてほしいです。

まだまだ未完成だからこそ、
自分たちならではの組織作りに挑める

——今後、Legaseedをどんな会社・組織にしていきたいですか?

湯田

会社として掲げるビジョンの実現を追いかけつつ、個人としては「社員全員が誇れる会社」にしていきたいと思っています。Legaseedではたらき、なりたい自分に近づけていることをみんなが実感できるようにしたい。そして事業や仕事だけではなく、会社のすべてを好きになれるような場所にしていきたいですね。だから私自身は、コンサルタントとしての仕事だけでなく、自社の採用活動や組織作りにもどんどん関わっていきたいと考えています。実際にLegaseedでは入社1年目でも採用活動や組織作りに携わり、経営視点を学ぶことができるんです。

白井

リアルな話をすれば、Legaseedと大手コンサルティングファームなどとを比べれば1年目の給与水準は低いかもしれないですし、激務かと言われれば、その部類に当たると思います。しかしまだまだ完成していない会社だからこそ、自分たちでさらに進化させていきたいと思えるんですよね。過去にLegaseedを卒業していった仲間が戻ってきたくなるくらい、最高の会社を作りたい。これまでに先輩たちが築いてきたLegaseedらしさを引き継ぎつつ、僕たちにしかできない組織作りをしていきたいと考えています。もちろん、これから仲間になってくれる後輩たちとも一緒に。

まだまだ未完成だからこそ、自分たちならではの組織作りに挑める

【取材後記】 「ロールモデルは必要ない」と、年次関係なくプロとして仕事に向き合っている2人。会社にも上司にも忖度しない姿勢は、常にお客様と、その先にある社会への貢献を見据えているからこそ生まれるのだと感じました。