2016年度 新卒入社
セールス部門
マネジャー
小池 勇二郎Yujiro Koike

名城大学出身。就職活動時代、内定をいただいた13社の中で『有名企業に入れる自分よりも、有名企業を創れる自分になりたい』という想いから当時創業2年社員10名弱のLegaseedへ入社。入社後はコンサルティング、新規事業などを経験した後、会社の生命線である新規セールス部門を立ち上げ、現在は年間600名を超える経営者へ人や組織づくりの支援を行う。

2016年度 新卒入社 セールス部門 マネジャー 小池 勇二郎

Interview

大学3年で高収入を得る。だけど空しさに襲われていた

大学3年で高収入を得る。
だけど空しさに襲われていた

私は長野県の山奥にある標高1200メートルの集落で生まれ育ちました。小中高と野球部に所属し、キャプテンとして練習に明け暮れる毎日です。そんな自分が大学生となって都会に出てからは「自由を謳歌しよう!」と一気にモードチェンジ。海外へ行ったりヒッチハイクで日本一周したり、お金を稼ぎたい一心で会社を立ち上げたり。結果的に大学3年生で高収入を得るまでになったのですが、そうなると今度は空しさに襲われたんです。毎日会社の仲間と仕事をし、終わったら夜通しで飲みに出掛ける……。「これが本当に自分のやりたいことなのか?」という疑問から、ちゃんと就職して世の中を知ることにしました。事業を通じて感じていた「人が好き」という興味に従い、就活では大手人材会社や金融機関など13社から内定を獲得。その中で最も規模の小さな会社がLegaseed。最終的には「大手に就職できた小池はすごいね」と言われる人生と、「名も知れず社員数も少なかったLegaseedを成長させた小池はすごいね」と言われる人生、どちらに惹かれるかを天秤にかけ、後者を選びました。

「助けてほしい」。メンバーに弱みをさらけ出して気づいたこと

「助けてほしい」。
メンバーに弱みをさらけ出して
気づいたこと

入社後はコンサルティング事業部に配属され、3年目にリーダーを任されます。野球部のキャプテン経験があった私は、リーダーを務めることに抵抗がなく、ある意味自分に対する過信があったと思うんです。しかし、その鼻を見事にへし折られることになりました。いざ私がリーダーとして指揮をとるようになると、メンバーから「あれができていない」「これも足りない」と指摘を受ける毎日。自分自身に対しても「このままじゃいけない」「メンバーより優れていなくては」と日々言い聞かせていました。強いリーダーになれない自分に悩み、いつの間にか1カ月で12kg痩せてしまったんです。苦しんだ末私が選んだのは、メンバーと腹を割って話すこと。自分の偏った能力ですべてを完璧にやるなんて無理だと気づいたからです。みんなと向き合い、弱みをさらけ出しました。「自分には苦手な領域も多いし、できないこともたくさんある。だから助けてほしい」と。それからチームには一体感が生まれました。成果を出すためにこそ、リーダーには「弱さをさらけ出せる強さ」が必要。この気づきは今の仕事にも着実につながっています。

メンバーを信じているから、自信を持ってコンサルティングを売れる

メンバーを信じているから、
自信を持ってコンサルティングを売れる

私は入社4年目に新規セールス部門を立ち上げ、ゼロからチームを組成し責任者となりました。新規セールスの役割はLegaseedのお客様を増やすこと。私たちが新しいご契約をお預かりすることで会社が成長し、新しいプロジェクトを生み出すことで会社の知見も増えていきます。もちろん、モノではなく「人」がサービスであるコンサルティングを売るのは簡単ではありません。それでも私が自信を持って提案できるのは、若手のメンバーがコンサルティングにおいて絶対に成果を上げてくれると信じているから。こんなこともありました。契約寸前のある企業に「入社2年目のメンバーが担当コンサルタントになる」と伝えたところ、あからさまに不安の色を示されてしまったんです。そこで顔合わせの場を設定し、メンバーには「Legaseedの2年目のすごさを見せつけてやれ!」と檄を飛ばしました。顔合わせ当日、その2年目メンバーは堂々とお客様の疑問や不安に応え、最後には先方の経営陣から拍手の嵐。Legaseedの仲間の成長を誇らしく思う瞬間でした。

組織の成長のために「任せていく」という挑戦を

組織の成長のために
「任せていく」という挑戦を

これまでの歩みを振り返ると、私の人生では必要なときに、必要なタイミングで、必要な人が現れてくれました。自分がいただいてきた出逢いやご縁を、今度は与える側になりたいと思っています。それは新規セールスを拡大していく役割とも強くつながっています。この想いを実現するためには、足元の数字とのバランスを取りながら、メンバーに任せられる仕事の範囲を拡大してどんどん権限委譲していくことが必要。自分で動いたほうが目の前の成果を出せるかもしれませんが、組織の成長とLegaseedの未来を考えれば、これからは「任せていく」ことが私のテーマになるはずです。組織が大きくなっても、事業が安定していっても、次から次へと新しい壁が見えてくるのがLegaseedの魅力。気づけば「小規模なLegaseedを成長させた小池はすごいね」と言われる人生を目指し、入社を決めてから7年が過ぎました。ここから何を形にできるのか、私にとっての大きな勝負はまだまだ続きます。